旅する ミ ュ ー ジ ッ ク ・ ラ イ ブ ラ リ ー plus+

【旅するように生きるドラマー】がチョイスした珠玉の音楽、本、観光名所たち。動画を交えながらゆる~くご紹介していきます。

RIDDLEは "Starfield" が抜群にカッコいい


久しぶりにこのあたりを聴いたら、

なんだかもう懐かし過ぎて。

 

この曲が出た当時は、

電話ズがMステに出て、さらに活動休止するなんて思わなかったし、

某ライブハウスの方が狼の被り物でゼブヘと共演するとは信じられなかったし、

KANA-BOONとかキュウソなんかがこんなにメジャーになるとは思えなかった。

 

シーンの動きは時に余裕で想像を超えてきますね。

 

そんなこんなで(?)、この曲は個人的に時代の象徴のような曲です。

それまで英詞が中心だった彼らが日本語詞になって、

最高傑作と言われていた前作を超えるクオリティで、次のステップを大いに予感させました。

 

ライヴ、毎回最高だったなぁ。

最後列からダイブする人々を眺めるのが好きでした。

 

 

SONORITY
SONORITY

伝説のライヴとはこういうライヴのことを言うのだろう。 Sly & The Family Stone live at Woodstock (1969)


音質がいいわけでもないし、

演奏が完璧なわけでもない。

 

でも、生きた人間だけが作り出せる異様な熱気がここには充満している。

 

黒人白人混合バンドとして幾多の苦難に遭遇した彼らが、

ウッドストックという舞台で本気を出した瞬間が克明に記録されている。

 

 

 

荒れ狂うスネアドラムに、

ねばっこくボトムで存在感を主張し続けるベース。

 

バンドは圧倒的な音圧を出力し、

ヴォーカルは汗だくで「お前をハイにしたい」と連呼する。

 

このある意味プリミティブな感情の高ぶりこそ、まさにライヴの醍醐味。

 

 

 

その意味で、

これほどまでにシンプルでパワフルなライヴもなかなかないなと思うわけです。

 

 

Sly & Family Stone: The Woodstock Experience
Sly & Family Stone: The Woodstock Experience

【メロディ・メーカー】 トッド・ラングレンの隠れた名曲 "Love Of The Common Man"

f:id:creamsoda0320:20160725200855j:plain



トッド・ラングレンという人は、

何とも形容しがたいアーティストだ。

 

作品数も膨大かつ音楽性の変化も激しく、

自分ですべての楽器を演奏・録音するマルチ・アーティストの草分けとしても知られ、

プロデュース作もXTCからグランド・ファンクから多岐に渡る。

 

ヒット作も数多く存在するわけだが、

ここでは比較的地味な、しかしベスト盤をつくる際には外せない名曲を取り上げたい。

 

www.youtube.com

 

前半はビーチボーイズをはじめとするアーティストのコピー(もはや趣味)、

後半に小品が詰め込まれた76年発表の話題作、「誓いの明日(Faithful)」収録。

 

 

誓いの明日
誓いの明日

 

 

溢れんばかりのみずみずしさと、

ゆるやかに下降していく哀愁のあるメロディラインが秀逸。

 

中間のギターソロの構成の見事さはさすがとしか言いようがない。

メロディメーカーとしての才能が余すところなく詰め込まれている。

 

その後のギターポップ勢に多大な影響を与えたことは想像に難くない。

清涼感あふれるサウンドでコンパクトにまとまっており、

何度でもリピートしたくなってしまう。

 

個人的には彼のキャリア最高傑作だと思っている。

 

 

【デンマーク発のドリーミング・ポップ】 Watermark / Our Broken Garden


 

以前サニーデイ・サービスのPVロケ地を回っているときに、

下北沢の喫茶店「いーはとーぼ」で紹介してもらったアーティスト。

 

music-library.hatenablog.com

 

 

このAna Bronsted嬢の声が、

80年代のNew Wave系女性アーティスト好きにはたまりません。

 

コクトー・ツインズとか、シュガーキューブスとか。

 

music-library.hatenablog.com

 

 

この曲のアットホームなセッション映像がこれまた素晴らしいんです。

アナ嬢も美しい。

 

www.youtube.com

 

 

デンマーク出身アーティストって、あまりパッと浮かばないんですが、

こんな凄い人たちが出てきてるんですね。

 

いーはとーぼのお姉さんに感謝です。

 

When Your Blackening Shows
When Your Blackening Shows

2016年6月公開の「While My Guitar Gentry Weeps」、新曲と間違いそうなほど鮮明な音質でした。


書こう書こうと思って先延ばしになっていたこの動画。

 

あまりに音質がクリアすぎて、まるでジョージの新曲かのようです。

 

シルク・ド・ソレイユのミュージカル「LOVE」の10周年記念ということで、

ストリングス・アレンジはジョージ・マーティンが担当。

メイキングもあります。

 

www.youtube.com

 

LOVE
LOVE

 

 

ちなみに弾き語りのデモVer.は既に「アンソロジー3」にて発表されています。

こちらも素晴らしい出来。

 

www.youtube.com

 

 

アンソロジー(3)
アンソロジー(3)

 

 

 

言わずもがな、エリック・クラプトンの名演で有名なオリジナルVer.は「ホワイトアルバム」に収録です。

 

 

ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム)
ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム)

【夏の西日、ビールとスライド・ギター】 Roll Um Easy / Little Feat

www.youtube.com

 

先日とある野外イベントでPAのアシスタントを頼まれた際、

「SEは自由にチョイスしていいよ」と言われ、流したのが彼ら。

 

日が傾きかけた時間帯の準備作業。

リハが一段落し、開場までのつかの間の休憩時間。

不思議な静けさの漂う野外でビール片手に聴くには最高の音楽でした。

 

果たしてこれがスライド・ギターの名手ローウェル・ジョージの演奏なのか、

他メンバーのものなのかは手元に資料がないのでわかりませんが、

まぁ気持ち良さという点ではいずれにせよ極上です。

 

3分足らずの短い小品ですが、

なかなか聞かせてくれます。

 

ディキシー・チキン
ディキシー・チキン

【HIP HOPの歴史を変えた3人組】 Me Myself And I / DE LA SOUL

www.youtube.com

 

わたしはあだ名が「でら」ということもあり、

音楽好きの人には冗談半分で「デラソウル」と呼ばれることが多い。

 

肝心の本人たちのことは「なんかすごい人」くらいのイメージしかなく、

上の曲を聴いても「ふーん」くらいしか感じなかったのですが、

最近自分の中にヒップホップブームが来ていて、

猛烈に再評価しています。

 

 

3 Feet High & Rising
3 Feet High & Rising

 

 

なんというか、

日本人が好きそうなサウンドです。

 

スチャダラパーとかへの影響はもちろんですけど、

90年代以降のJ-POPとか渋谷系なんかに慣れた耳にはすっと入ってくるんじゃないでしょうか。

 

逆にスタンダードになりすぎたので、

多少音圧的に寂しく感じるかもしれないですが。

 

 

 

この脱力感が最近好き。

 

ちなみに元ネタはファンカデリックです。

さすがジョージ・クリントン

原曲も素晴らしい。

 

www.youtube.com

 

(Not Just) Knee Deep [Part 1]
(Not Just) Knee Deep [Part 1]

 

 

ちなみに先日紹介したゴリラズの「Feel Good Inc.」に登場するのも彼ら。

物凄い存在感です。

 

music-library.hatenablog.com