【R.I.P.】 モーリス・ホワイトが死去。偉大なミュージシャンがまた一人…
ブラック・ミュージックのダンサブルな魅力を極限まで高め、
時代を超えた名曲を生み出し続けた功労者、
モーリス・ホワイトが亡くなりました。
小学生の頃に忍び込んだ父の部屋。
テーブルに置かれたアース・ウィンド&ファイアーのベストアルバムが、私とブラック・ミュージックとの出会いでした。
内ジャケの白黒写真のやけにきらびやかな服装と立派なお髭、そして薄い頭のギャップが面白く、まだ幼い私はよくバカにして笑っていたものでした。
※ついでに言うと、黒人の方は皆エジプトとか宇宙が好きなんだなと間違った印象を刷り込まれたのも彼らの影響。
まだ小さな妹と一緒に無邪気に「レッツ・グルーヴ」に合わせて踊ったのも懐かしい。
その後、高校時代は吹奏楽部で「セプテンバー」もカバーしました。楽しかったな。
いい曲だなと思って聴き始めたのですが、
その深い魅力に気づいたのは自分でドラムを演奏するようになってから。
このタイム感はなんなんだ?と日夜研究に勤しんだものでした。
フレッド・ホワイトは、いまだに僕の神様です。
そんなグループをまとめ上げていたモーリス。
パーキンソン病で一線を退いてから復帰は難しいとは言われていましたが、74歳でその生涯を終えました。
一番好きなアルバムは『黙示録』。
最初に挙げた曲が一曲目。
ビッグヒットが2つも生まれた、まさに完璧な名盤です。
ブラック・ミュージックの楽しさを教えてくれてありがとうございました。
安らかにお眠りください。