『PUFFYの名付け親』がやっていたバンド、Jellyfishについて少しばかり。
パフィーといえば奥田民生ですが、その奥田民生と親交があったのがこのジェリーフィッシュのVo.&Dr.、アンディ・スターマー。
何かのテレビ番組で昔聞いた記憶が正しければ、ある日アンディからパフィー側にFAXで提案があって、そのまま採用されたらしい。
※ちなみにその番組では、YO-KINGが真心ブラザーズのバンド名の由来を尋ねられ、「僕らもジェリーフィッシュの人にFAXで…笑」と冗談を言っていた。
何はともあれ、凄い人である。
通常、ドラマーはステージ後方で座って演奏するが、この人は他のメンバーと横並びになり、立って演奏する。
おまけに100万人に1人の美声でリードヴォーカルも担当し、作曲までがっつり手掛ける。
なお、この曲は1990年発表の1stに収録。
(彼らは2枚しかアルバムを出していない)
このアルバムも90年代を代表する名盤の一つだが、彼らが本当の意味で花開くのは次の93年発表の2nd『こぼれたミルクに泣かないで』。
残念なことに商業的に成功しなかった彼らは、このアルバムをもって解散してしまう。
ビートルズ直系のポップ・ロックに、「やりすぎじゃない??」というくらい装飾的なアレンジ。
最初戸惑ってしまう人が多いのも事実だが、卓越したメロディ・センスと展開が全く予想できない構成の妙には思わずうなってしまう。
グループのもう一人のブレイン、ロジャー・マニングもいい仕事をしている。
オススメはアルバム前半。
2曲目のこの曲が始まってからは怒涛の名曲続き。
彼らにしてはハードなギターとキャッチ―なメロディがいい感じ。
後半のリズムチェンジからの展開も楽しい。
トラック3はイントロからまんまビートルズ。
サビも完全に「ゲッティング・ベター」です。
そして名曲New Mistakeへ。
なんとなく懐かしい、優しい気分にさせてくれる曲です。
トラック5は個人的に一番好きな曲。
この曲のシンプルな感じが、このアルバムにあっては非常に安心ポイント。
哀愁を感じるメロがどことなく涙腺を刺激します。
ここまででやめておきましょうか。笑
このあとも名曲は続きます。
しかし、自分もドラムを叩くので少し心配なのだが、左足一本で身体を支え続けるのは大変だよな。。