人生で一番ジャケ買いして正解だったと思うアルバムが、これ。
レベッカ・ゲイツ(Rebecca Gates)の「ルビー・シリーズ(ruby series)」。
2001年発表。
数年前に北浦和のディスク・ユニオンにて、50円で購入。
レニー・クラヴィッツやジャミロクワイなど、よくあるラインナップの中で、
どことなく洒落た品の良さを感じて買ってみたら、大正解でした。
名前はバンドのようですが、女性ソロアーティストです。
こちらが、その音。
いかがでしょう。
物憂げなようでいて、凛としているようでもあって。
なんとも心地よい"すき間"を感じる音楽です。
ジャケットの人気のない海辺の雰囲気ともマッチしています。
シー・アンド・ケイク(The Sea and Cake)絡みということを後から知って、
なるほど、と。
独特の清涼感はそこから来ていたのですね。
ただ、シー・アンド・ケイク的なポスト・ロック/エレクトロ方面の色彩よりは、
女性シンガーソングライターのアコースティックで素朴な質感が強く出ていて非常に好みです。
ちなみに、シー・アンド・ケイクはこんな音。
レベッカ・ゲイツはこのアルバムの前、スピネインズ(The Spinanes)というバンドで活動していたようですが、音楽的には少々異なるみたいですね。
いかにもサブ・ポップといった音。
これはこれで好きですが、
やはりこのソロの質感が自分は好みですね。
「Lure and Cast」のヴィブラフォンのフレーズはよく脳内再生されます。
中毒性あり。