【抑制された美】 The Other End / Elvis Costello
この曲から始まる『All This Useless Beauty(1996)』は、
個人的にはコステロの集大成だと思っています。
みずみずしく、そしてクラシカルに響くスティーヴ・ナイーヴのピアノが、
何より印象的。
彼のピアノがリードするタイトル曲もとにかくメロディアスです。
この動画ではわかりづらいですが、録音もすこぶる良い。
どうやらあのビートルズサウンドの立役者、
ジェフ・エメリックが参加しているようです。
なるほど。
かつてはチープに荒々しく演奏していたアトラクションズも
今作では洗練された音を出しており、どこか格調高さすら感じます。
他のアーティストに提供された曲をセルフカバーしたものというコンセプトですが、
改めて彼の作曲能力の高さを思い知らされますね。