【リアル『天上の音楽』】 Avalon / Roxy Music
70年代後半~80年代前半にかけて、この世のものとは思えない極上のサウンドを作っていたバンドが2つあります。
一つは『噂』の史上空前の大ヒットで知られるフリートウッド・マック。
そしてもう一つはこのロキシー・ミュージックです。
もともとド派手なルックスと前衛的なサウンドで、
デヴィッド・ボウイと並びグラム・ロックをけん引していたバンドですが、
76年に一度解散。
78年に復活して以降は、ブライアン・フェリーのナルシズム溢れる艶のあるヴォーカルを際立たせた、AOR寄りのサウンド・アプローチが目立っていきます。
この曲はロキシーの最高傑作とされる82年発表の傑作『Avalon 』収録の名曲。
ジャケットも神秘的です。(彼らのアルバムはどれもジャケットがオシャレ。)
シルクのようになめらかで上品なサウンドと、心地よいグルーヴ感は、ほかのどのアーティストとも似つかないもの。
楽曲のクオリティの高さはすさまじく、もちろん捨て曲もありません。
CMなどでもよく使われた名曲『モア・ザン・ディス』は一度聴いたら耳から離れないでしょう。
再結成後のアルバム『Manifestoマニフェスト』収録の『Dance Away』や、
(最初に出ているのはABBAのメンバーですね)
『Flesh & Blood』収録の『Oh Yeah!』のサウンドも素晴らしいです。
興味のある方は、ぜひブライアン・フェリーのソロ作も聴いてみてくださいね。