旅する ミ ュ ー ジ ッ ク ・ ラ イ ブ ラ リ ー plus+

【旅するように生きるドラマー】がチョイスした珠玉の音楽、本、観光名所たち。動画を交えながらゆる~くご紹介していきます。

【今日のアーティスト】 James / ジェイムス

 

勝手に『UK版ミスチルと呼んでいるバンド。

自国ではスタジアム級の人気で、シングル・アルバム出す度に大ヒットしてるけど、国外では知名度がほぼないという(悪意はないです)。

サウンドから何から、まさにイギリスのバンドだなーという感じです。

同じくイギリスの国民的バンド、ザ・スミスから『世界一のバンド』と評されたりしてるみたいですね。

 

こちらは彼らの代表曲、Sit Down。

第一印象は「まぁまぁいい曲なんじゃない?」程度でしたが、妙に耳に残るんですよね。

 

その意味では、個人的にはブラーとかにも近い印象を持ってるかも知れないです。

オアシスみたいに一回聞けば口ずさんじゃうみたいな爆発力ではなく、イギリス中産階級的な独特の品の良さとひねくれ感で勝負してる感じ。(彼らが何階級とか知らないですが。)

歌モノバンドの割にやけにリズム隊が強力だったり、ブライアン・イーノと組んでたり、なんとも不思議なバンドです。

 

 気になった方は、まずベストあたりから攻めてみてはいかがでしょうか。

The Best Of James

The Best Of James

このベストも、イギリスではチャート1位を当然のように記録。

 

 

収録曲では、このあたりの曲も好き。

 

マッドチェスター的ダンスビート。

 

最強の美メロ。

 

 

 

ついでに言うと、このベストのあと、2001年に出したラストアルバム(最初の解散時)も超名盤。

 

 やけに耳に残るフレーズのオンパレード。

 

有名曲ではないけど、一番聴く回数が多いのがこの曲。

 

今聴くと、The Verveの『Love Is Noise』はこの曲を意識してたのかもしれないなと。

 

 

未だに、「UK好きなんです!」っていう人でジェイムス好きな人に会ったことがない。そもそもみんな知らない。

ジェイムス好きな人とは美味い酒が飲める気がする。

みんなで「Sit Down」合唱したいっす。

 

スタジアムで。

【特集『'97世代』】 スーパーカー -supercar-

SUPERCAR 『White Surf style 5. from DVD「LAST LIVE 完全版」』

 

一般に、『97世代』と呼ばれる邦楽ロックの大御所たちがいます。

 

くるり

ナンバーガール

中村一義

スーパーカー

 

がそのメンツ。

あまり邦楽を聴かない人でも、名前だけは目にしたことがあるのではないでしょうか。

解散したり、逆にバンド形態になったり肩書きは変化していますが、今でも第一線で活躍する人ばかりです。

 

今回取り上げたスーパーカーは、大学時代一番コピーしたバンドで、個人的に特に思い入れの深いバンド。

青森県八戸市出身ということで、同郷の親しみも感じています。

(私は岩手県九戸郡出身。八戸までは車で1時間ほどで、週末はよく買い物に行っていました。)

 

 

何はともあれ、凄くないですか??

最初に挙げた動画。

この動画以上にかっこいいライブのオープニングには、まだ出会ったことがありません!!

シーケンサーの耳馴染みの良いサウンドと、ノイジーなギターのバランスが絶妙。

 このラストライブのDVDはほんと完成度が高いので、入門編としてもオススメです。

LAST LIVE 完全版 [DVD] LAST LIVE 完全版 [DVD]
スーパーカー

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スーパーカーはアルバムごとにサウンドが大きく変わっていて、後期にいくにつれてエレクトロニカ/音響派ポストロック的な色合いが強くなっていきます。

 

個人的には、初期の2枚が特に好き。

 

1st【スリーアウトチェンジ

スリーアウトチェンジ

 

ジャケットからして『青い』!!

初期衝動、甘酸っぱい青春な感じがたまりません。

ポップ・シュ―ゲイザーの金字塔です。

 


[PV] SUPERCAR - Cream Soda - YouTube

聴いた瞬間に高校時代の光景がフラッシュバック。

青い。

 

いつかは君に本当のことを言わなきゃなって思ってた。 

 

いしわたり淳治の作詞センスはすでにずば抜けてます。

 

 

もう一曲。 


SUPERCAR / DRIVE - YouTube

晴れた日の散歩に欠かせない曲。

フルカワミキのヘタウマなVo.は妙に癖になります。

くるりの『ばらの花』でコーラスつけてるのも彼女)

 

 

2nd【JUMP UP

JUMP UP

 

ジャケットはなんとも言えないデザインですが。

全体にアナログレコードのヒスノイズがわざと入っていて、独特の雰囲気になってます。

「音の魔術師」とも評されるナカコーの音色センスは、このアルバムあたりからより顕著に。

 


SUPERCAR - "My Girl" MV - YouTube

雨の日に無性に聴きたくなる曲。

それにしても、ナカコーの美声はうらやましいなぁ

小山田圭吾が絶賛しただけあります。

 

 

最後に余談。

自分はアニメなんかはあまり見ない方なのですが、『エウレカセブン』で使われた次の曲がめっちゃアニメファンの間で人気みたいですね。


Eureka seveN - Storywriter - YouTube

 

イントロの音飛び処理が斬新。

 

3話くらい観ましたが、めっちゃ面白いですねこのアニメ!!

このクソ忙しい時期に、中毒に陥りそうです。危ない。

しかもこの曲、たいていクライマックスシーンで使われるからすげぇテンション上がる!