旅する ミ ュ ー ジ ッ ク ・ ラ イ ブ ラ リ ー plus+

【旅するように生きるドラマー】がチョイスした珠玉の音楽、本、観光名所たち。動画を交えながらゆる~くご紹介していきます。

硬質だけどあたたかい、浮遊感漂うエレクトロ・ポップ The Postal Service (2003)


Death Cab For Cutie」のBenjamin Gibbardと、

DNTEL」のJimmy Tamborelloによるユニット。

 

こちらの記事でもトップ10にランクインしているくらい、

評価の高いアーティストです。

 

amass.jp

 

 

 ありそうでなかったエレクトロ。

 

Kyteだと幻想的すぎるし、

Radioheadだと暗すぎるし、

Owl Cityだとポップすぎる。

 

そんな気分の時に、

BGM気分で聴ける程よい感じがなんとも言えず好み。

 


 

 

 

GIVE UP ~ 10th Anniversary Edition~ [帯解説・2CD/国内盤] (TRCP-108/109)
GIVE UP ~ 10th Anniversary Edition~ [帯解説・2CD/国内盤] (TRCP-108/109)

メタラーおばあちゃんによるSepulturaのカバー、秀逸でした。

THE GRINDMOTHERによる、セパルトゥラのカバー。

 

前回の動画も素晴らしかったですが、

今回はとても聴き安い、メタルのお手本のような動画です。

原曲に忠実。

 

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良い声してますよね。

こんなパワフルなフロントがいたらバックも盛り上がります。

 

ちなみに原曲はこちら。1994年発表。

 

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Chaos A.D.
Chaos A.D.

【卑猥なスラングを爽やかな調べにのせて】 Jack and Diane / John Mellencamp


長年、なんて素敵な曲だろうと思って聴いていたのですが、

最近対訳を読んでなんとも言えない気持ちになりました。

 

Oh yeah, life goes on そうさ、人生は続いていくんだ

 

Gonna let it rock ロックしようぜ

Let it roll ロールさせるんだ(好きにやろうぜ、自由に生きようぜ)

 

このあたりは楽に聴きとれるので、

てっきり「ジャックとダイアン、いろいろあったけど人生これからだぜ」みたいな曲だと思っていたら。。。

 

まぁ、気になる方は下記リンクをチェックしてみてください。

onemusic1.blog133.fc2.com

 

 

赤面ですね。

 

ただ、映画のような青春像の切り取り方はさすがです。

開放感のある、いかにもアメリカンな曲調ともマッチしています。

 

 

びっくりしたのは、

最近のテレビ出演で娘さんとこの曲を歌っていたこと。

 

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この感覚はちょっとわからないです笑

 

 

 

ちなみに、この曲は1982年に発表されて4週連続ビルボードチャート1位を記録。

収録アルバムの「アメリカン・フール」もバカ売れしました。

ただ日本では知名度低いんですよね…

 

 

アメリカン・フール
アメリカン・フール

RIDDLEは "Starfield" が抜群にカッコいい


久しぶりにこのあたりを聴いたら、

なんだかもう懐かし過ぎて。

 

この曲が出た当時は、

電話ズがMステに出て、さらに活動休止するなんて思わなかったし、

某ライブハウスの方が狼の被り物でゼブヘと共演するとは信じられなかったし、

KANA-BOONとかキュウソなんかがこんなにメジャーになるとは思えなかった。

 

シーンの動きは時に余裕で想像を超えてきますね。

 

そんなこんなで(?)、この曲は個人的に時代の象徴のような曲です。

それまで英詞が中心だった彼らが日本語詞になって、

最高傑作と言われていた前作を超えるクオリティで、次のステップを大いに予感させました。

 

ライヴ、毎回最高だったなぁ。

最後列からダイブする人々を眺めるのが好きでした。

 

 

SONORITY
SONORITY

伝説のライヴとはこういうライヴのことを言うのだろう。 Sly & The Family Stone live at Woodstock (1969)


音質がいいわけでもないし、

演奏が完璧なわけでもない。

 

でも、生きた人間だけが作り出せる異様な熱気がここには充満している。

 

黒人白人混合バンドとして幾多の苦難に遭遇した彼らが、

ウッドストックという舞台で本気を出した瞬間が克明に記録されている。

 

 

 

荒れ狂うスネアドラムに、

ねばっこくボトムで存在感を主張し続けるベース。

 

バンドは圧倒的な音圧を出力し、

ヴォーカルは汗だくで「お前をハイにしたい」と連呼する。

 

このある意味プリミティブな感情の高ぶりこそ、まさにライヴの醍醐味。

 

 

 

その意味で、

これほどまでにシンプルでパワフルなライヴもなかなかないなと思うわけです。

 

 

Sly & Family Stone: The Woodstock Experience
Sly & Family Stone: The Woodstock Experience

【メロディ・メーカー】 トッド・ラングレンの隠れた名曲 "Love Of The Common Man"

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トッド・ラングレンという人は、

何とも形容しがたいアーティストだ。

 

作品数も膨大かつ音楽性の変化も激しく、

自分ですべての楽器を演奏・録音するマルチ・アーティストの草分けとしても知られ、

プロデュース作もXTCからグランド・ファンクから多岐に渡る。

 

ヒット作も数多く存在するわけだが、

ここでは比較的地味な、しかしベスト盤をつくる際には外せない名曲を取り上げたい。

 

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前半はビーチボーイズをはじめとするアーティストのコピー(もはや趣味)、

後半に小品が詰め込まれた76年発表の話題作、「誓いの明日(Faithful)」収録。

 

 

誓いの明日
誓いの明日

 

 

溢れんばかりのみずみずしさと、

ゆるやかに下降していく哀愁のあるメロディラインが秀逸。

 

中間のギターソロの構成の見事さはさすがとしか言いようがない。

メロディメーカーとしての才能が余すところなく詰め込まれている。

 

その後のギターポップ勢に多大な影響を与えたことは想像に難くない。

清涼感あふれるサウンドでコンパクトにまとまっており、

何度でもリピートしたくなってしまう。

 

個人的には彼のキャリア最高傑作だと思っている。

 

 

【デンマーク発のドリーミング・ポップ】 Watermark / Our Broken Garden


 

以前サニーデイ・サービスのPVロケ地を回っているときに、

下北沢の喫茶店「いーはとーぼ」で紹介してもらったアーティスト。

 

music-library.hatenablog.com

 

 

このAna Bronsted嬢の声が、

80年代のNew Wave系女性アーティスト好きにはたまりません。

 

コクトー・ツインズとか、シュガーキューブスとか。

 

music-library.hatenablog.com

 

 

この曲のアットホームなセッション映像がこれまた素晴らしいんです。

アナ嬢も美しい。

 

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デンマーク出身アーティストって、あまりパッと浮かばないんですが、

こんな凄い人たちが出てきてるんですね。

 

いーはとーぼのお姉さんに感謝です。

 

When Your Blackening Shows
When Your Blackening Shows