東北地方太平洋沖地震
【3/14 21:00時点/被害・避難情報】
野田村(人口約5,000人):死者13名、不明36名、負傷不明、避難811名、国民宿舎えぼし荘に孤立の約100名は救助要請中。津波村庁舎を超える。
実家のある岩手県沿岸部は、1896年に三陸大津波という巨大災害を経験して以降、津波に強い町づくりがなされてきました。
町中には至る所に水位表示板が設置され、防波堤は整備され、海・川沿いの人たちは台風等で少しでも水位が上がれば迅速に避難します。
山沿いに住む自分ですら、津波については小さいときから割と正確な知識を教えられていたので、住民の防災意識は決して低いものではないはずです。
それなのに、この被害。
正直、津波なんて過去のものだと思ってました。
もし津波が押し寄せたとしても、防波堤が喰い止めてくれるだろうと思っていました。
これまでも大きな地震等経験しましたが、なんだかんだで大事には至らなかったので、安心していたのかも知れません。
それだけに、18年間暮らしてきた村が水没・壊滅している様を見て、にわかには信じられませんでした。
現地の人たちも、万が一の事態に備えて避難しているとはいえ、これほど甚大な被害が生じるとは夢にも思わなかったでしょう。
家族・親戚等は今朝になってようやくほぼ全員の無事が確認できましたが、いまだに安否が確認できない友人、知人が数多くいます。
小学校から高校まで一緒だった友人が、車に乗ったまま津波にさらわれ現在も行方不明だという情報も入ってきています。
配給がビスケットと水だけだという親戚もいます。
三日間何も食べておらず、電話口で今にも消え入りそうな声を出している従兄弟もいます。
嫌なニュースばかりですが、絶えず情報を得ていないとますます不安になってしまいます。
こんな暗く沈んだ気持ちでネットと携帯にかじりつく日々はいつまで続くんでしょうか。
二度とこのような経験はしたくないです。
いつになったら実家に帰れんのかなぁ。。。