ソフバ(SOFT BALLET)の中毒性がやばい。体から体へ…
名前知ってるけど聞いたことなくて、
でもふとした拍子に思い出して検索したらドはまりしちゃったという経験、
皆さんにもないだろうか。
SOFT BALLET(ソフトバレエ)はまさにそういう存在。
名前見た時は「SOFT CELLと被るなぁ」くらいの認識しかなくて、
V系の文脈で語られてたこともあり、聴くこともなくしばらく忘れていた。
森岡賢さんが亡くなったというニュースが流れた時も、
49歳で亡くなるなんて早すぎだなぁ、くらいの感覚しかなかった。
それが、先日BUCK-TICKを聴いてみようと思ってYouTube開いたら検索に引っ掛かり、
その怪しげで絶妙に気持ち悪いサムネに惹かれて開いたら、やられちゃいましたよね。。
問題のサムネが、これ。
これは、反則。
動いてる姿はさらに…
それでいて音はすこぶるかっこいいっていうこのギャップ。
すぐに連想したのはデペッシュ・モードとかジョイ・ディヴィジョンだけど、
より攻撃的で、ダンサブルで、得体のしれない感じが何とも言えずかっこいい。
ナインインチネイルズとかが出る前?にこのサウンドは先駆的。
「V系」のくくりに入ってますが、本人たちは全然意識してなかったようですし、
自分みたいにそのせいで敬遠していた人も少なからずいるでしょう。
不幸としか言いようがない…
で、話を戻して。
次に聴いたこの曲で完全に持っていかれた。
Vo.の遠藤さんの声質がツボ過ぎる。
そして森岡さんのきわどすぎる衣装とくねくねダンス…
もうこれは唯一無二。
生で観れなかったのが悔やまれますね。
ちなみに、音源も色々集めてみましたが、
どうやらライブ映像を眺めるのが一番良いようです。
最近のダンスミュージックの音圧に慣れた耳だと、ちょっと物足りない。
車の中で大音量で流すには最高ですけどね!
ってことで、おすすめをちょこちょこ貼っていきます。
こちらはBUCK-TICKとの激レア共演映像。
これでBUCK-TICKも好きになりました。
こちらはPV。
彼らのPVは前衛的過ぎて理解できないものが多いんですが、
最初期の作品だからか、これは至ってシンプルな演奏シーンメインのもの。
とはいえ、遠藤さんが珍しく表情豊かな感じで、少々戸惑います。笑
最後は、どうやら千葉テレビで放送されたらしいライブ映像。
森岡さんの動きがとても可愛らしいです笑
もし音源を買うのなら、個人的には1stの『EARTH BORN』をオススメします。
一曲目、『BODY TO BODY』で早速やられる。
新品¥8,000の表示になってますが、中古品なら¥700くらいで中古屋とかでも売ってます。
アルバムを経るごとにクラブっぽい音になったり、浮遊感が強調されたりする傾向があるんですが、最初の一枚はシンプルな躍動感にあふれています。
音もチープですが、大音量で聴けば気になりません。
次点は、3rd『愛と平和』ですかね。
オリコン8位を記録した、一番売れたアルバム。
『VIRTUAL WAR』と『EGO DANCE』もこれに収録。
ロック色が弱めでデジタル感が強調された音作りですが、
フックの効いた曲が多いので中毒性は高いです。
ソフバと出会い、
まだまだ知らない世界がたくさんあるなと実感しました…
ぜひ聴いてみてください。
ふりだしに戻る!
大変ご無沙汰しております。
久々の更新は、タイトル通り、
カフェ&バー開業の予定を白紙に戻しましたって報告です。
実は1月末には開業を辞めようって方針を決定してたんですが、
諸々後処理したり、今後のこと考えてるうちに遅くなりました。
まだ物件契約も工事発注もしていなかったので、
金銭的なマイナスがほぼなかったのが唯一の救いです。
もちろん、関係業者さんに謝罪に伺うのは精神的にかなりやられましたが…
(幸い、皆さん優しく受け止めてくださいました。)
白紙にした理由は、一言でいえば、「自信喪失」ということになるでしょう。
あとは契約するだけ、というタイミングでオーナーさんの気が変わったり、
工事発注直前の最終見積が、それまでの見積からなぜか100万も上がっていたり、
そんなトラブルが続出して、神経衰弱状態になってしまったという感じです。
本当、パズルのような調整作業でした。
「意地でも開業するんだ!」っていう気持ちがあれば乗り切れたと思うんですが、
自分の開業の目的は、あくまで今後のまちづくりに向けた第一拠点の創出。
力技で乗り切ったり、業者さんに無理言って解決しても、
いずれ新たな問題が生じるだろうと思われました。
謝罪に行った業者さんからも、こう言われました。
「開業とか、物事がうまく進むときは、そういう流れがある。
自分も開業するときは、物件がうまい具合に空いたり、そういうタイミングがあった。
今回はちょっと風向きが悪かったってだけだから、
また風向きが変わったなって思った時に相談においで」
とてもやさしい方でよかったです。
次はいい流れに乗りたい。
ということで、まっさらになりました。
別の物件で…という手も考えたんですが、結局いい出会いもなく。
まずは店舗という形態にこだわらず、
音楽を楽しめる場を創っていきたいなと思っています。
また動きがあったらこちらで報告しますね。
ひとまず、これからもよろしくお願いします。
ずっと聴いていたい!!【極上の8ビート】で酔わせてくれる海外ドラマー11選!!!
『上手い』ドラマーは数あれど、
『巧い』ドラマーにはなかなか出会えません。
もちろん物凄い手数を繰り出してくる超絶ドラマーは見ていて楽しいですが、
自分が聴いていて気持ちいいな~と思うドラマーは、
たいていシンプルなビートが心地いい人。
ここでは、シンプルなリズムだけで最高に気持ちよく酔わせてくれる、
そんな職人肌のドラマーに焦点を当てていきます。
ちなみに8ビートと書いていますが、実際にはそこまでこだわらず、
いいなと思ったらシャッフルや16ビートの動画なども取り上げていきます。
なお、以前の特集で取り上げたドラマーは今回は除外しました。
(こちらも併せてチェックしてみてくださいね!)
では、いきましょう。
順不同、ジャンル不問で書いていきます。
1 ミック・フリートウッド(フリートウッド・マック)
「極上」という言葉を聞いた時に、
最初に思い浮かぶのがフリートウッド・マックとロキシー・ミュージックです。
そのフリートウッド・マックのドラマーが、この身長197cm(!)のミックさん。
小気味よく均等に刻まれる繊細なハイハット、
休符が聞こえてくるような絶妙なタイム感のバスドラ、
太い音でバシャっと鳴るスネア。
ジョン・マクヴィーのこれまた職人肌のベースとの絡みが絶妙。
一日中聴いていられるような心地よいビートです。
この「Dreams」における、
スキ間をすっと埋めてくる絶妙なタイム感はそれだけで陶酔できます。
こちらは2003年の映像。
やはりブルースロックからスタートしているだけあって、
こういうリズムを刻ませたら天下一品ですね。
2 レ二(ザ・ストーン・ローゼズ)
早速ダンサブルなグルーヴの持ち主を登場させます。
かなり手数が多いので「シンプル」とは言い難いかもしれませんが、
ひとつのドラムパターンのループだけで気持ちよくなれる点においてはトップレベルの方なので、ぜひここで取り上げたいと思います。
自分はとにかくこのレニという方のドラミングが好きで、
再結成のニュースの時には狂喜乱舞したものでした。
実際に観て感じたのは、本当に発音が綺麗だということ。
歌うように叩くとは、まさにこのことかと思いました。
再結成後。
ライブの一発目にこんなかっこいいナンバーを持ってくるセンス。
貫禄が違いますね。
3 ピック・ウィザース(ダイアー・ストレイツ)
ダイアー・ストレイツというとマーク・ノップラーばかりが取り上げられますが、
実はメンバー全員名手揃い。
このピック・ウィザースさんの8ビートはとにかく推進力が凄い。
お手本のようなシンプルな刻みなんだけど、スピード感というか、
ノリの出し方がハンパじゃない。
特徴的なフィルインとキレのいいハイハットに耳がいきがちですが、
個人的にはライドの使い方に独特の「色気」を感じます。
初期のナンバーを続けます。
この曲の躍動感がとにかく好きなんです…
4 リッチー・ヘイワード(リトル・フィート)
気持ちいい「タメ」とは何なのか、
この人ほどわかりやすく教えてくれる方はいないかもしれません。
ゆったりとリラックスしたグルーヴがとにかく心地よい。
ずっと漂っていたくなります。
時折繰り出してくるシンコペーションはとても自由かつ高度なものですが、
楽曲を引き立たせる上でここしかない!というところにスパンッスパンッと決まってきます。
こちらの動画では、まるでダンスステップを踏むかのような軽やかな足さばきがよくわかりますね。
5 ジョン・ブラッドバリー(ザ・スペシャルズ)
2015年に惜しくも亡くなってしまった伝説のドラマー。
スペシャルズの活動でスカのリズムを世界に広めた功労者です。
「コーン!カン!」という特徴的なスネアの音が気持ちいい。
ちょっと高めのスツールに腰かけ、
上半身をほとんど動かさない姿がカッコいい。
初めて聴いて衝撃を受けた曲。
ライブバージョンがダントツでかっこいい。
6 リヴォン・ヘルム(ザ・バンド)
「唄うドラマー」の中でダントツで好きなドラマーです。
なんて渋いしゃがれ声。
トラディショナルなスタイルから紡ぎ出されるサウンドは、
泥くさいというか、土の香りがするというか。
人によってはこのペタペタした音が苦手な人もいるかもしれませんが、
自分はこのナチュラルな音が結構好きです。
ドラミングは非常にタイト。
後年マッチドグリップに直したりしていますが、やはり彼はこの佇まいがしっくりきます。
7 リンゴ・スター(ザ・ビートルズ)
あまりに有名なので取り上げようか迷いましたが、
やはり8ビートを語るうえで、彼を外すわけにはいきません。
絶妙なタイム感に、小気味よい音色、
そして ユーモラスな彼のイメージも相まって、
なんともいい気分にさせてくれるドラミングです。
8 リバティ・デヴィート(ビリー・ジョエル)
ビリー・ジョエルのサウンドを支え続けた影の功労者。
かなりのハードヒッターですが、チューニングのせいか不思議と重さはあまり感じません。
サスティーンの短いタムのパーカッシブなサウンドが結構クセになります。
9 スティーブ・ホワイト(スタイル・カウンシル)
弟のアランはオアシスでも活躍。
UKロックを語る上で欠かせないドラマー兄弟です。
とにかくスネアの後ノリが特徴的。
なんというか、モチモチっとした(笑)、
彼にしか出せないノリがあるんですよね。
モチモチ感を最大限に味わえる、
ミディアムテンポの曲はこちら。
10 サイモン・カーク(フリー)
なんといってもこの姿勢ですね。
ワイルドなドラミングで、荒々しく突き進んでいく感じがたまりません。
卓越したテクニックを持つアンディ・フレイザー(Ba.)との絡みがまた絶妙。
11 チャーリー・ワッツ(ザ・ローリング・ストーンズ)
8ビートを刻み続けて50年超。
彼の演奏を聴かずして8ビートは語れません。
彼の演奏を最初に聴いた時、
なぜこんなにリズムがバラバラなのにかっこいいのか不思議でした。
あと、なぜスネアとハットを同時に叩かないのかも…
「いぶし銀」「円熟」のドラミングとは、
彼のプレイのことを言うのかもしれません。
どれを選ぼうか迷ったんですが、
ここはあえて自分が初めて聴いたストーンズの曲を。
ダーティーワーク、地味と言われることも多いですが、
自分は結構好きなアルバムです。
…というわけでここまで書いてきましたが、
皆さんお目当ての方は入っていたでしょうか?
次回以降、日本人編とパワフルな8ビートドラマー編を書いていくつもりですので、
こちらもお楽しみに。
福島生活、2週間経過!
今日はドラムの日らしい。
せっかくなので、前に書いた記事を上げておきます。
【特集】 ドラマーなら絶対に聴くべき!!最強のグルーヴを持つドラマー11選
http://music-library.hatenablog.com/entry/2016/03/07/162616
離職票が届いたので、やっとこさ色んな手続きが出来るようになりました。
さすが役所。
1週間で手元に届くとは仕事が早い。
そんなこんなで、今日は丸一日健康保険やらハロワやらの手続きで潰れてしまいました。
退職だけならまだしも、
全く違う土地に来ると手続き関係もさらにややこしいですね。。
まだしばらく事務処理的な仕事に追われそうです。
さて、そんな合間を縫って、
最有力候補の空き店舗をようやく見学してきました。
結果、感触は非常に良好!
いい雰囲気の元スナック!!
唯一、予算との兼ね合いがむずいところでしたが、まぁそれは交渉次第。
二階の物件で、
すぐ向かい側のテナントも空いてるので、
そこと連動させたプランを提示出来たら面白いなって思いました。
詳細はまた後日。
明日以降も忙しくなりそうです。
結局、僕は福島に何をしに行くんだろう?
結局、僕がやりたいのは「音楽酒場」なんだと思う。
あと、昭和の香りのするジャズ喫茶とか、
下町にある古本屋とか、そういう雰囲気が好きなんですよね。
サニーデイ・サービスのPVにも出た、
下北沢でグッドミュージックをボリューム大きめで響かせまくってる
喫茶店「いーはとーぼ」さん、
今は大学の先輩が店名を変えて受け継いだ、
浦和~北浦和で、フォークを中心とする良質な音楽とライブを聴かせてくれたクークーバードさんとか、
そういうお店がイメージとしては近い。
昼は「熱い濃いコーヒー」を飲みながら、
ゆっくりCDの物色と読書を楽しんでもらい、
気になる音源があれば気軽に試聴もできて。
で、夜はレーベンブロイで乾杯、
全国の地酒やラフロイグなんかを挟みつつ、
リッキーリージョーンズで一日の疲れを癒やしてもらったり、
時にはドンルクをみんなで合唱したり笑。
おっさん連中が「俺はペイジよりリッチー派だ!」とか、
アラバキやオハラブレイク帰りの学生が「向井秀徳変態だった―笑」とか話せる場を作りたいなって思っています。
正直、人脈やマーケット的には、
都内や前住んでた福井で開業するのが一番手っ取り早かったとは自分でも思っています。
福島の県北部の土地柄に、このスタイルがそのままマッチする可能性も低いかなと。
あまり考えたくないですが、風評被害だって、外から見る以上に深刻かもしれない。
ただ、そこはこれまでのまちづくり活動の経験を生かしていくべきなのかなと考えています。
自分らしい生き方の実現と、
その土地への貢献を両立させている人は全国にたくさんいるし、僕もそうなりたい。
あまり「リノベーション」という言葉は好きじゃないですが、
エリアリノベーション的な視点で、
自分の住む街を面白くしていければいいなと思っています。
多分いっぱい反発も生むけど、100人に1人くらい同志が見つかれば、
単純計算で人口6万人の伊達市だけでも600人の勢力になる。
友達600人いたら多分なんでもできる。
全く未知の世界だから、どれだけできるかはわかりません。
ただ、行動しないで後悔するよりはマシだと思うので、まずはやってやれ!って感じです。
さて、カタい投稿が続きましたが、
ぼちぼち、いつもの感じに戻ろうと思います。笑
福島到着!!
バタバタしまくっていて遅くなりましたすいません!
9/22より、福島生活をスタートしております!
こんなのどかな盆地のど真ん中に暮らし始めました!
福井からは夜行バス8時間+高速バス5時間の計13時間バスに缶詰め。
思えば遠くに来たもんだ…
今後は、妻の実家に一旦居候しつつ、事業立ち上げに向けて色んなアクションを起こしていきます。
肩書き的には、「マスオさん(無職)」ですね。
友人からは、「ニートでマスオさんww 救いようねぇわwww」とお墨付きをいただいております。
妻も妻のご両親も、よく了承してくれたなと逆に感心してしまいますね…笑
ただ、私もいそいそと負け戦に臨みたくはないので、これから約1ヶ月間は、「とにかく情報収集&営業」かなと。
頑張ろ!
旅するミュージック・ライブラリー、遂に実店舗化に向けて動き出します!!
すんごく久しぶりに、普通のブログっぽいことを書きます。
このブログではほとんど書いていませんでしたが、
これまで3年間、実は福井県で地域おこし協力隊として活動していました。
今月末で、その任期が切れます。
普通なら、現地にとどまって就職や起業をするところなんですが、
この半年間に結婚を始めとする大きな転機が沢山あり、
何かを始めるなら今だな、という考えを強く持つようになりました。
そして、幸いなことに、
周りの方に自分の構想を話したところ、
妻やお互いの両親を始め、多くの方に応援の言葉をいただきました。
というわけで、今月末から妻の実家のある福島県伊達市というところに拠点を移し、
実店舗化に向けて動き出そうと思います!!
詳しい構想は次回以降に少しずつ書いていきます。
というわけで、今後のブログは、
開業日記と音楽レビューが半々くらいになるかな〜、という予想です。
形はどうあれ、楽しい場を作っていきます。
乞う、ご期待。