薄れゆく記憶のなかで
日本国内いろんな場所に行ったけど、何か忘れてるなーってずっとモヤモヤしてた。
やっと思い出した。
長良川だ。
大学1年の頃、この映画と天然コケッコーで青春映画にどっぷりはまった。
それでいろんな映画のロケ地を回ったけど、この映画だけ、随分長いこと忘れてた。
メディアに取り上げられることもないマイナー映画だからね。
レンタル屋で奇跡的に発見して観て以来、目にする機会なんて皆無だった。
でもさっき友人と飲んで、たまたま岐阜の話題になって、ふと思い出した。
この映画は、すごく苦い。
青春の残酷さがこれでもかってくらい表現されてる。
ラストはほんとに胸が苦しい。
たしかに、素人監督と素人俳優のデビュー作で、演出も演技も脚本も、とにかくひどい。
でもなんか、心に刺さるもんがあるんだよね。
その証拠に、DVD化のきっかけはカルトなファンたちの署名活動だっていうし、
それまでVHSは10,000円以上の高値で取引されたりしてたらしい。
菊池麻衣子が時代を超越した可愛さってのもでかいだろうな。
久しぶりに映画観たくなったし、あの美しい風景も生で見てみたい。
次の目的地の候補が一つ増えた。
¥4,104
¥価格不明