クラシカルな響きをもつ、サイケでフォーキーな名曲。 Alone Again Or / Love (1968)
サイケではあるんだけど、
アシッド・フォークの香りもするし、
ブラスやストリングスとの絡みも絶妙。
誰が主役というわけでもなく、
楽曲の中でそれぞれが見事に融合して一つの「ラヴ」という個性を形作っている、
そのバランス感覚が凄い。
アーサー・リーのへなへなした声も最初は好きとは言えなかったけど、
今では不意に聴き返したくなる中毒性がある。
はじめてルックスを見たときはびっくりした。
ただ、間違いなくただもんじゃない雰囲気は漂っている。
この再現率の高さも凄い。
何といっても、イントロのギターアルペジオですよね。
このミステリアスな響き、何度聴いても飽きません。
(オリジナルとは違い、ライブではユニゾンになっていて音に厚みが出ています)
そこから一気にドラムとストリングスが入って加速していく感じもたまりませんよね。