旅する ミ ュ ー ジ ッ ク ・ ラ イ ブ ラ リ ー plus+

【旅するように生きるドラマー】がチョイスした珠玉の音楽、本、観光名所たち。動画を交えながらゆる~くご紹介していきます。

【これが本当のカリスマか…】I Never Glid Before / Gong


久々の投稿なのに、何ともディープな感じのを取り上げてしまいました。

最初長いな、とか、怖いな、って思ったら、1:00前後から聴き始めてみてください。

 

いわゆる、プログレですね。

プログレはイギリスやイタリアばかり聴いていたんで、

フランスはAtollなんかをちょっとかじった程度。

 

今回取り上げたゴングは、

時期によって結構音楽性が違うみたいで(今日ようやくWikiで知った)、

以前聴いたときは「王道ジャズロックやな~」程度の印象でした。

調べたら自分がかじったのはアラン・ホールズワースがいる時期の音源で、

一番フュージョンに接近してた時期だったようです。

ビブラフォン奏者が2人いたとか。笑

 

 

冒頭で取り上げた曲は、創始者デヴィッド・アレン(Vo./G)がいた時代の音源。

いやはや、目力強すぎ、手足長い、動き斬新。

どアップになったとき、全然まばたきしないのが印象的です。

 

実はイギリスの超有名プログレバンド、ソフトマシーンのメンバーだったデヴィッドさん。

ツアー先のフランスからイギリスに再入国できず、そのままバンドをしれっと辞めて、現地の仲間と作ったのがゴングなんだとか。

いやはや、フットワーク軽すぎというか。

まぁ、このカリスマ性があったら仲間集めも苦労しないだろうし、

もし自分なら、この目に見つめられただけで「イ、イエス!」とか怖くて答えちゃうかもしれないですが。

 

2000年の再編期の動画も見てみましたが、

おじいちゃんになってもカリスマ性というか、変態性は健在でした。

2:30あたりから見始めてもいいかも。

 


冒頭の楽曲に戻りますが、

リフ中心の手堅い演奏、ユーモラスな旋律と曲展開。

そして独特の被り物。

いやぁ、いい意味で、狂っている。

なんともクセになります…

ちなみにギターはカンタベリーロックのレジェンド、スティーブ・ヒレッジさん。

 

この映像の時期は宇宙的幻想をコンセプトの中心に据えていて、

アルバムもそのコンセプトに沿って作られていました。

おまけに三部作です。

wikiによれば、

 

元来のヒッピー思想家でもあるアレンは、宇宙的幻想をコンセプトにした創作に取り掛かり、1973年から1974年にかけてラジオ・グノーム・インヴィジブル(The Radio Gnome Invisible 見えない電波の妖精の物語)三部作『フライング・ティーポット』『エンジェルズ・エッグ』『ユー』を発表。
ラジオ・グノームとは、ゴング惑星からフライング・ティーポットに乗ってやってきた妖精(宇宙人)であり、テレパシーを駆使し地球人に向けて、海賊ラジオ放送を行っているという設定を基にした連作である。

 

ということらしいです。

どうやってこのアイディア考え着いたんだろう…

 

この楽曲は三部作の二作目『Angel' s Egg』に収録。

 

 

 

ちなみにデヴィッド・アレンさんは、2015年3月に他界されています。

R.I.P.

 

生きてるうちに是非ライブを見て見たかった。